WeeChatクイックスタートガイド ================== Sébastien Helleu [[start]] WeeChatの起動する ------------ X用ターミナルエミュレータはrxvt-unicodeを推奨します(UTF-8がサポートされており、 デフォルトのキーバインドで問題が発生しないためです)。 シェルから"weechat-curses"を実行してください。 [[help_options]] オンラインヘルプ/オプション -------------- WeeChatは/helpを打つことでヘルプを参照できます。 特定のコマンドのヘルプは、 `/help コマンド名` で参照可能です。 オプション設定は、 `/set config.section.option value` で設定します(`config` は 設定名(コアには `weechat` 、それ以外はプラグイン名です)、 `section` は設定名の セクション、 `option` はオプション名です)。 オプション設定はすぐに反映されます(設定変更後にWeeChatを再起動する必要は ありません)。 `/set` オプションはすべての指定された文字を含むオプションを表示するために 部分一致や先頭や最後にワイルドカード"*"を指定することができます。 例: `/set`:: 全ての設定名を表示します(WeeChatおよびプラグイン) `/set weechat.*`:: WeeChatのオプションを表示します `/set irc.*`:: IRCプラグインのオプションを表示します `/help` とオプション名を指定することでヘルプを表示できます。例: `/help weechat.look.highlight`. すべての設定はWeeChatを終了時(または強制的にオプション書き込みを行う `/save` コマンドを使用した場合)に保存されます。 `/set` コマンド以外の設定方法として、設定ファイル (*.conf) を直接修正し、 `/reload` コマンドで再読込することもできます。 [[core_vs_plugins]] コア vs プラグイン ----------- WeeChatの"core"はユーザインタフェースに関わるもののみ含まれているので、 プラグインがなければ使い物になりません(以前からのユーザーへ:IRC関連はバージョン0.2.6までコアに含まれていました)。 IRCのようにすべてのネットワークプロトコルはそれぞれ異なるプラグインで提供しています。 `/plugin` コマンドで読み込まれているプラグイン一覧を表示できます。"irc"やその他の プラグインはここから調べて見てください。 [[create_irc_server]] サーバ情報を作成する ---------- `/server` コマンドでIRCサーバを追加できます。例: /server add oftc irc.oftc.net/6667 書式が思い出せない場合はヘルプを利用してください: `/help server` [[irc_server_options]] IRCサーバのオプションを設定する ----------------- もしサーバオプションが特に設定されていない場合、 WeeChatはデフォルト設定をすべてのサーバに適用します(フォールバック方式)。 これらのデフォルト設定は"irc.server_default.*"です。 サーバオプションがそれぞれ定義されていれば("null"でなければ)それを使用します。 そうでなければ、WeeChatはデフォルト設定を使用します("irc.server_default.xxx")。 例えばデフォルトでは(un*xログイン名をベースにした)ニックネームが設定されますが、 以下のコマンドでoftcサーバ用の設定として上書きすることが可能です: /set irc.server.oftc.nicks "mynick1,mynick2,mynick3,mynick4,mynick5" ユーザ名と実名を設定する場合: /set irc.server.oftc.username "My user name" /set irc.server.oftc.realname "My real name" サーバへの自動接続を設定する場合: /set irc.server.oftc.autoconnect on サーバに接続後にコマンドを送信したい場合、例えばnickservの認証を 行う場合: /set irc.server.oftc.command "/msg nickserv identify xxxxxx" 備考: ';' (セミコロン)で繋ぐことで複数のコマンドを設定することができます チャンネルへの自動接続を設定する場合: /set irc.server.oftc.autojoin "#channel1,#channel2" サーバオプションの代わりにデフォルトの値を使用する、 例えばデフォルトのニックネーム(irc.server_default.nicks)を使用する場合: /set irc.server.oftc.nicks null その他設定: その他のオプションも以下のコマンドで設定できます("xxx" は 設定名です): /set irc.server.oftc.xxx value [[connect_to_irc_server]] サーバに接続し、チャンネルに自動接続する --------------------- /connect oftc [NOTE] このコマンドは、 `/server` を使わずに新しいサーバの作成および接続ができます (`/help connect` でこのコマンドのヘルプを確認することができます)。 デフォルトでは、サーババッファはWeechatの 'core' バッファとマージされます。 'core' バッファと サーババッファ間で切り替えたい場合は、Ctrl-Xが使用できます。 サーババッファへの自動マージを無効にして独立したサーババッファに することができます: /set irc.look.server_buffer independent [[join_part_irc_channels]] チャンネルに接続/切断する ------------- `/join #channel`:: チャンネルに接続する `/part [切断メッセージ]`:: チャンネルから切断する(バッファは開いたままにする) `/close [切断メッセージ]`:: チャンネルから切断し、バッファを閉じる(`/close` は `/buffer close` のエイリアス) [[buffer_window]] バッファ/ウィンドウ管理 ------------- バッファは番号、カテゴリおよび名前とともにプラグインに関連づけられたあるコンポーネントです。 バッファは画面に表示するデータを含んでいます。 ウィンドウはバッファを表示するためにあります。デフォルトでは、1つの ウィンドウは1つのバッファだけを表示できます。画面を分割することで、 同時に複数のウィンドウと関連するバッファを見ることができるでしょう。 バッファ/ウィンドウを管理するためのコマンド: /buffer /window (言うまでもありませんが/helpでこれらのコマンドもヘルプを確認することができます) 例えば、ウィンドウを垂直方向に小さいウィンドウ(1/3幅)と大きいウィンドウ(2/3幅)に 分割する場合は次のコマンドを実行します: /window splitv 33 [[key_bindings]] キー割り当て設定 -------- WeeChatはデフォルトでたくさんのショートカットキーが設定されています。これらは ドキュメントに記載されていますが、いくつか重要なキーがあります: - 'Alt + 左右矢印キー' (または 'F5'/'F6'): 前後のバッファに切り替える - 'F7'/'F8': 前後のウィンドウに切り替える(画面分割時) - 'F9'/'F10': タイトルバーをスクロール表示 - 'F11'/'F12': ニックネーム一覧をスクロール表示 - 'Tab': 入力バーでシェルと同様のテキスト補完を行う - 'Page Up/Down': 現在のバッファのテキストをスクロール表示 - 'Alt + A': (ホットリスト内の)アクティブなバッファに移動する 必要であれば、 `/key` コマンドでショートカットキーの割り当てを変更することが できます。 キーコードを調べるには、meta-k (Alt-k)が役に立つでしょう。 例えば、meta-y (Alt-y)に `/buffer close` を割り当てる場合: /key bind (meta-kを押下) (meta-yを押下) /buffer close コマンドラインには以下のように表示されます: /key bind meta-y /buffer close キー割り当てを解除する場合: /key unbind meta-y [[plugins_scripts]] プラグイン/スクリプト ----------- Debianのようにいくつかのディストリビューションでは、プラグイン用パッケージが独立して用意されています (例えばweechat-plugins)。 見つかったプラグインは自動的に読み込まれます(プラグイン/スクリプトの読み込み 有効/無効はWeeChatのドキュメントを参照してください)。 いくつかのプラグインによって、WeeChatでスクリプト(Perl、Python、Ruby、Lua、Tclなど多くの 言語)を使うことができるようになります。これらのプラグインは `/plugin` コマンドで読み込む必要があり、 `/perl` のようなコマンドが提供されます。 WeeChatには(ユーザから提供された)多くの外部プラグイン/スクリプトが用意 されています: http://www.weechat.org/scripts スクリプト 'weeget.py' をインストールする簡単な方法: . 'weecet.py' をダウンロードして ~/.weechat/python/autoload/ にコピー . スクリプトを読み込む: `/python autoload` . 一覧機能を使う: `/weeget list` (ヘルプ: `/help weeget`) [[more_doc]] 詳しいドキュメント情報 ----------- FAQやその他の質問に関するドキュメントはこちらで参照できます: http://www.weechat.org/doc WeeChatを楽しんで!