インストール前に行うハードウェア・OS の設定
この節では、Debian のインストールに先立って必要となる
ハードウェアの設定について見ていきます。
通常この作業では、システムのファームウェアの設定をチェックし、
場合によってはその設定を変更することになります。
ファームウェア
は、ハードウェアが利用する中核的なソフトウェアで、
電源投入後のブートプロセスの間に起動される、最も重要なものです。
あなたが使うことになる &debian; の信頼性に影響を与えうる、
既知のハードウェアの諸問題についても、同様に取り扱っていく予定です。
&bios-setup-i386.xml;
&bios-setup-m68k.xml;
&bios-setup-powerpc.xml;
&bios-setup-sparc.xml;
&bios-setup-s390.xml;
気をつけるべきハードウェアの問題
Atari TT RAM ボードは、Linux で RAM にまつわる問題を引き起こすことで有名です。
なにか妙な問題が生じたら、まずは ST-RAM でカーネルを動作させてみてください。
Amiga ユーザは、booter memfile を使う RAM を
用いないようにするほうがいいでしょう。
FIXME: もっと説明が必要。
USB BIOS サポートとキーボード
AT 形式のキーボードがなく、USB のものしかない場合、
BIOS 設定で legacy AT keyboard emulation を有効にする必要があります。
キーボードを USB モードで使用するときに、インストールシステムが失敗する場合、
単にこれだけしてください。
反対に、いくつかのシステム (特にラップトップコンピュータ) の場合、
キーボードが反応しなければ、
レガシー USB サポートを無効にする必要があるかもしれません。
マザーボードのマニュアルを調べて、Legacy keyboard emulation
や
USB keyboard support
といった BIOS 設定に入ってください。
OldWorld PowerMAC でのディスプレイ表示
ディスプレイドライバを 制御
する OldWorld PowerMAC では、
表示を 256 色より大きく設定している場合、
Linux 上で出力するのに適切なカラーマップを生成しない可能性があります。
再起動後にそのような状態になった (モニタに表示されることもありますが、
そうでなければ何も見えません) 場合や、インストーラの起動後に、
ユーザインターフェースを表示せず画面が黒くなってしまった場合は、
MacOS 上で、数千
、数百万
と設定せずに、
256 色としてみてください。