&arch-title; での USB メモリのパーティション分割
ほとんどの USB メモリは、
Open Firmware で起動できるようにあらかじめ設定されていません。
Mac システムでは、mac-fdisk /dev/sda を起動して、
i コマンドで新規パーティションマップを初期化、
C コマンドで Apple_Bootstrap タイプの
パーティションを作成してください。
(注: 先頭のパーティションはいつもパーティションマップそのものになっています)
その後、以下を入力してください。
$ hformat /dev/sda2
USB メモリの正確なデバイス名を使用する事に注意してください。
hformat は、
hfsutils Debian パッケージに含まれています。
USB メモリから起動してカーネルをスタートするには、
USB メモリにブートローダを配置します。
yaboot ブートローダは、
HFS ファイルシステムにインストールでき、
テキストファイルを編集するだけで再設定できます。
HFS ファイルシステムをサポートする OS であれば、
ブートローダの設定を変更できます。
yaboot とともにある通常の ybin ツールは、
USB ストレージデバイスを認識しません。
そのため、hfsutils ツールを使って、
yabootを手動でインストールしなければなりません。
以下を入力してください。
$ hmount /dev/sda2
$ hcopy -r /usr/lib/yaboot/yaboot :
$ hattrib -c UNIX -t tbxi :yaboot
$ hattrib -b :
$ humount
繰り返しますが、正確なデバイス名を使用するよう注意してください。
この手順中でパーティションをマウントする必要はありません。
この手順ではパーティションにブートローダを書き込み、
Open Firmware が起動できるように HFS ユーティリティを使って印を付けます。
これが終われば、
USB メモリに通常の Unix ユーティリティを使う準備ができたことになります。
このパーティションをマウントし (mount /dev/sda2 /mnt)、
以下のファイルを Debian アーカイブから USB メモリへコピーしてください。
vmlinux (カーネルバイナリ)
initrd.gz (初期 RAM ディスクイメージ)
yaboot.conf (yaboot 設定ファイル)
boot.msg (追加起動メッセージ)
追加カーネルモジュール
yaboot.conf 設定ファイルには、
以下の行を含まなければなりません。
default=install
root=/dev/ram
message=/boot.msg
image=/vmlinux
label=install
initrd=/initrd.gz
initrd-size=10000
read-only
起動するイメージに応じて、initrd-size パラメータを、
増やす必要があることに注意してください。