RARP サーバの設定
RARP を設定するには、クライアントコンピュータにインストールしている
イーサネットのアドレス (MAC アドレス) を調べておく必要があります。
この情報が確認できていなければ、
OpenPROM の初期ブートメッセージに現われるものをメモするか、
OpenBoot の .enet-addr コマンドを使うか、
(例えば rescue フロッピーなどで) Rescue
モードを起動して
/sbin/ifconfig eth0 コマンドを使ってください。
Linux 2.2.x カーネルを使っている RARP サーバシステムでは、
カーネルの RARP テーブルへの登録が必要です。
次のコマンドを実行してください。
# /sbin/rarp -s
client-hostname
client-enet-addr
# /usr/sbin/arp -s
client-ip
client-enet-addr
SIOCSRARP: Invalid argument
といったメッセージが出る場合は、RARP カーネルモジュールをロードするか、
これが不可能なら RARP のサポートを組み込むよう
カーネルを再構築する必要があります。
modprobe rarp を試し、うまくいったらもう一度
rarp コマンドを実行してください。
Linux 2.4.x カーネルのRARP サーバシステムでは、RARP モジュールはありません。
また使うプログラムは rarpd になります。
手順は次の段落で説明する SunOS の場合と同じようになります。
SunOS では、クライアントのイーサネットハードウェアアドレスを
ethers
データベースと hosts
データベースに
リストしておかなければなりません
(これらのデータベースは /etc/(ethers,hosts) ファイルか
NIS/NIS+ のマップにします)。
次に RARP デーモンを起動します。
SunOS 4 では /usr/etc/rarpd -a を、
SunOS 5 では /usr/sbin/rarpd -a を
(ルート権限で) 実行してください。