&arch-title; ブートローダ <quote>OldWorld</quote> PowerMacs OldWorld Power Macintosh マシンのブートローダは、 quik です。これは CHRP でも使えます。インストーラは Make Hard Disk Bootable の段階で quik を自動的に 設定しようとします。この設定は、7200、7300、7600 の各 Power Macintosh およびその Power Computing クローンのいくつかでうまく動作することが 知られています。 ベージュ色の G3 については、パッチを当てられた quik first.b モジュールが、 にあります。 パッチを当てられたモジュールを適用するために、次のステップに従ってください。 再起動してインストーラに戻ったら、コンソール 2 に切り替えてください。 /target/boot フォルダにファイルをコピーして、元からある first.b を入れ替えるために first.b に名前を変えてください。そして以下を実行します。 chroot /target /bin/bash mount -t proc proc /proc quik -v exit インストールしたシステムを起動するのに BootX を 使いたいのなら、ramdisk オプションを選ばずに Linux Kernels フォルダの中の希望のカーネルを選択してください。 そしてインストールに対応するルートデバイス (例えば /dev/hda8) を追加してください。 MacOS/BootX を望まない、 quik も機能しないマシンのための最終オプションは、 起動ディスクを作るためにフロッピーディスクイメージにパッチを当てることです。 システムの cmdl リソースを編集するために MacOS で ResEdit を使うか、直接イメージを編集し ramdisk 引数を削除して、適切な root=/dev/xxx 引数を置換するために、beav のようなバイナリエディタを 使ってください。また perl script が、このために利用できます。 インストール終了後に起動が失敗し、boot: というプロンプトのところ で停止してしまったら、Linux と入力して &enterkey; を 押してみてください (quik.conf のデフォルトの起動設定には 「Linux」というラベルがついているのです)。 quik.conf 中で定義されているラベルは、 boot: というプロンプトが出た時に Tab キーを押すと 表示されます。また、もう 1 度インストーラを起動し直して、 Make Hard Disk Bootable の段階で置いた /target/etc/quik.conf を編集してみるのもよいでしょう。 quik を扱う上での情報は、 から得られます。 nvram をリセットせずに MacOS を起動するには、OpenFirmware プロンプトで bye と入力してください (MacOS がマシンから削除されていないことが前提です)。 OpenFirmware プロンプトに入るには、マシンがコールドブートするまで command option o f のキーを押し続けてください。 OpenFirmware nvram をリセットして MacOS をデフォルトにし、MacOS に 戻るようにするには、マシンがコールドブートしている間、 command option p r キーを押し続けてください。 <quote>NewWorld</quote> PowerMacs 新しい (1998 年中頃およびそれ以降) の Power Macintosh では、 ブートローダとして yaboot を使います。インストーラが 自動的に yaboot を設定しますので、 Make Hard Disk Bootable の段階を実行するだけです。 自動設定がうまくいけば、ディスクは起動可能な状態に、 OpenFirmware は &debian; を起動するように設定されているはずです。 G4 マシンと iBook では、 option キーを押すと、 起動可能な OS のボタンが並んだグラフィカルな画面になります。 &debian; は小さなペンギンのアイコンで示されます。 MacOS を残しており、どこかの時点で OpenFirmware の ブートデバイス変数を変更した場合には、OpenFirmware をデフォルトの 設定に戻す必要があります。これには、マシンがコールドブートするまで command option p r キーを押し続けます。 boot: プロンプトが表示されたときに Tab キーを押すと、yaboot.conf で 定義されているラベルが表示されます。 G3 や G4 において OpenFirmware をリセットすると、&debian; がデフォルトで 起動するようになります (パーティションが正しく作成され、Apple_Bootstrap パーティションが最初に置かれている場合)。&debian; が SCSI ディスクに置かれていて MacOS が IDE ディスクに置かれている場合には、これはうまく働かないかもしれません。 この場合は OpenFirmware に入って ブートデバイス 変数を設定する必要が ありますが、通常は ybin がこの作業を自動的に行います。 一度 &debian; が起動できたら、あなたが望むオプション (デュアルブートなど) を /etc/yaboot.conf に 追加して ybin を実行すれば、その変更を ブートパーティションに反映することができます。 詳しくは、yaboot HOWTO を参照してください。