CD-ROM からの起動
&boot-installer-intro-cd.xml;
LILO や GRUB を用いた
Linux からの起動
ハードディスクからインストーラを起動するには、
に記述している必要なファイルを、
まずダウンロードして配置しなければなりません。
起動のためだけにハードディスクを使用する予定で、
ネットワークからすべてダウンロードするのなら、
netboot/debian-installer/&architecture;/initrd.gz
ファイルとそれに対応するカーネル
netboot/debian-installer/&architecture;/linux
をダウンロードするとよいでしょう。
これはインストーラを起動するハードディスクのパーティションを、
切り直すことができます。(注意して行ってください)
他の手段としては、
インストール中に既存のパーティションを変更しない予定であれば、
hd-media/initrd.gz ファイルとそのカーネルを
ダウンロードできます。
同様に、ドライブに CD の iso
(ファイル名が .iso で終わっていることを確認すること)
をコピーしてください。
インストーラをドライブから起動でき、
ネットワークを使用せずに CD イメージからインストールできます。
LILO では、/etc/lilo.conf の
非常に重要な次の 2 点を設定します。
起動時に、initrd.gz インストーラをロードする。
RAM ディスクをルートパーティションとして使う
vmlinuz カーネルを設定する。
/etc/lilo.conf の例を示します。
image=/boot/newinstall/vmlinuz
label=newinstall
initrd=/boot/newinstall/initrd.gz
詳細は initrd
4 や
lilo.conf
5
といったマニュアルページをご覧ください。
そうしたら lilo を実行し再起動してください。
GRUB での手順もよく似ています。
/boot/grub/ ディレクトリ
(時々 /boot/boot/grub/ ディレクトリ) に、
menu.lst を配置して、以下の行を追加してください。
title New Install
kernel (hd0,0)/boot/newinstall/vmlinuz
initrd (hd0,0)/boot/newinstall/initrd.gz
その後再起動してください。
initrd イメージのサイズ用に ramdisk_size の、
値の調節が必要かもしれないことに注意してください。
その後は、GRUB と LILO
に違いはありません。
USB メモリからの起動
さて、 と
の内容すべてを準備しました。
それでは USB コネクタに USB メモリを差し込んで、
コンピュータを再起動してください。
システムが起動したら boot: プロンプトが表示されるはずです。
ここで、オプションのブート引数を入力するか、単に &enterkey; を押してください。
フロッピーからの起動
おそらく において
必要なフロッピーイメージは既にダウンロードし、
それらのイメージからフロッピーは作成済みかと思います。
ブートフロッピーからインストーラを起動するには、
第 1 フロッピードライブにブートフロッピーを挿入し、
通常行うようにシステムをシャットダウンし、
再び電源を入れてください。
フロッピーのセットで LS-120 ドライブ (ATAPI 版) からインストールするには、
フロッピーデバイスの仮想位置を指定する必要があります。
これは root= ブート引数に、
ide-floppy ドライバが割り当てたデバイスを指定する事で行います。
例えば LS-120 ドライブ を 2 番目のケーブルに、
最初の IDE デバイス (マスター) として接続していれば、
ブートプロンプトに install root=/dev/hdc と入力します。
なお Control
Alt Delete では
正しくリセットができないマシンがあります。
このため ハード
リブートをお勧めします。
もし既にある OS (例えば DOS) からインストールする場合は
この選択肢はありえませんが、
それ以外の方法でインストールを行うときは、
ハードリブートを用いてください。
フロッピーディスクがアクセスされ、
ブートフロッピーの紹介画面が表示され、
最後に boot: というプロンプトが表示されます。
&enterkey; を押すと、
順に Loading... および
Uncompressing Linux...
というメッセージが表示され、
続いてシステムのハードウェアに関する情報が、
ひと画面かそこら表示されます。
このブートプロセスの段階に関する、より詳しい情報は
で説明します。
ブートフロッピーから起動すると、root フロッピーを要求されます。
root フロッピーを挿入して &enterkey; を押すと、
フロッピーの内容をメモリにロードします。
そしてインストーラプログラムの
debian-installer が自動的に起動します。
TFTP での起動
&boot-installer-intro-net.xml;
i386 での TFTP ブートはいろいろな方法があります。
PXE をサポートする NIC・マザーボード
ネットワークインターフェースカードやマザーボードが、
PXE ブート機能を提供しているかもしれません。
これは Intel による、
TFTP ブートの再実装です。
そうであれば、ネットワークから起動できるように BIOS を設定することができます。
ネットワーク BootROM がある NIC
ネットワークインターフェースカードが、
TFTP ブート機能を提供しているかもしれません。
どのように行ったか私たち (&email-debian-boot-list;)
に教えてください。この文書に参加をお願いします。
Etherboot
etherboot project では、
TFTP ブートを行うブートディスケットとブート ROM を提供しています。
ブートプロンプト
インストーラを起動する際に、Debian のロゴを表示する
親しみやすいグラフィック画面とブートプロンプトが表示されます。
Press F1 for help, or ENTER to boot:
ブートプロンプトでは、
&enterkey; だけを押してデフォルトオプションでインストーラを起動するか、
起動方法と (追加で) 起動パラメータを入力し指定できます。
有効な起動方法や起動パラメータの有用な情報を、F2 から
F8 を押すと表示します。
パラメータを起動コマンドラインに追加する場合には、
起動方法 (デフォルトは install) をタイプし、
最初のパラメータの前にスペースを空けてください
(例: install fb=false)。
テキストインターフェースを VGA コンソールに提供する
リモート管理デバイスを通してシステムをインストールしている場合、
インストーラの起動時に、最初のグラフィカルスプラッシュ画面を見られず、
起動プロンプトを見ることすらできません。
こういったデバイスには、Compaq の integrated Lights Out
(iLO)
や HP の Integrated Remote Assistant
(IRA) の
テキストコンソールがあります。
なにも表示していない状態で F1
いくつかの場合、これらのデバイスはこのキーコードを送信するのに
特別なエスケープシーケンスが必要です。
たとえば、IRA は Ctrl
F , 1 を使用します。
を押すと、この画面をバイパスしヘルプテキストを表示できます。
いったんスプラッシュスクリーンの先に進み、
ヘルプテキストで入力したキーが予想通りプロンプトに表示されています。
また、インストールでインストーラがフレームバッファを使用しないよう、
(ヘルプテキストにあるように) プロンプトに
fb=false を追加する事もできます。